イオンのゴールドカードが発行されたら、とても嬉しいものです。様々な条件をクリアしてもらえるカードですので、大事に使いたいものです。
この時に考えたいのが格下げの可能性です。ゴールドから一般カードなどに戻る可能性があるか、ということ。ちょっと考えていきましょう。
一般的なゴールドカードで格下げが起こる場合
まず、一般的なクレジットカードやゴールドカードで格下げが起こる場合を考えてみましょう。
ゴールドカードやプラチナカード・ブラックカードなどは様々な条件をクリアした人に発行されます。この条件は、そのカードのランクや発行度合いの難しさにもよりますが、一定額を使ったり預金があったり長期利用だったりといろいろです。
カードによって条件が公開されている場合と公開されていない場合がありますが、ランクが高いカードほど条件が公開されていない傾向があります。
そして、カード会社によってはこのような条件をクリアし続けないとゴールドを保有し続けられないところもあります。
この条件によってはゴールドカードより上のプラチナやブラックカードにもなることが出来る場合がありますが、一方で一般カードになってしまう可能性もあります。この場合は預金を続けたり、年間このくらいの金額を使い続けないといけない、というような条件があります。
イオンゴールドカードも格下げはある?
イオンカードについて言えば、ゴールドカードの条件をクリアした後にランクダウンしてしまう、ということはあまり確認されていません。
というのも、イオンカードの場合はゴールドカードの条件は年間の利用額などが条件(参考:ゴールドカードの発行条件)になりますが、条件を満たさなくなった場合は通常カードに戻るということは記載も無いし、条件を満たさなくなって普通のカードに戻ってしまったという話しも聞きません。
また、イオンカードセレクトの場合は定期預金や住宅ローンの利用など、長期的にサービスを利用していることが条件になります。この場合も利用中であれば問題ありません。
もし格下げされてしまうケースがあるとしたら
このため、考えられる格下げされてしまうケースは以下の様なものです。
まずは支払いを延滞したり、カード情報に大きな虚偽があった場合です。この場合はクレジットカードの信用情報を大きく損ねるので、格下げどころかカード自体が使えなくなる可能性が高いでしょう。
もう一つはカードを発行するイオンの規約や様々な条件が変更した場合です。この場合は、カードのルール変更にともなって起こるものです。
このため、もしゴールドになったけど一般に変更されてしまった、ということは基本的には無いようです。きちんと支払いをしていれば、そこまで気にしなくてもいいでしょう。
格下げは無いけど、実質上の格下げに近いこと(イオンラウンジ特典の改悪)
イオンのゴールドカードの格下げはないけど、実質上の格下げに近いことがあります。
2023年6月からのイオンラウンジの利用に関してです。
これまではイオンラウンジはイオンゴールドカードであれば普通に使うことができました。
ただ現在はイオンラウンジを使うには年間の利用額が100万円を超えていないとイオンのゴールドカードを持っていてもイオンラウンジは使えません。
これは格下げではないけど、ゴールドカードのメリットが減ったということですね。
反対に、年間の利用額が100万円を超えていればゴールドではないゴールドでない普通のイオンカードでもイオンラウンジが使えるようになりました。
つまり、イオンゴールドカードかどうかではなく、年間利用額が100万円を超えているかどうかがイオンラウンジ利用の条件になりました。
※年間利用額は当年1月11日~翌年1月10日で判定(対象者には5月下旬頃にダイレクトメールが届きます)
そのため・・・
- イオンのゴールドカードは持ってるけど年間100万も使わない
- でもイオンラウンジは使いたい
という場合は、イオンの株主優待のオーナーズカードの取得がおすすめです。
オーナーズカードでは年間の利用額などは関係なく、イオンラウンジを利用することができます。
イオンのオーナーズカードは、イオンの株を買って株主になればもらうことができますが、株を買ってから受け取れるまでの期間、チャンスは年2回(2月と8月)などいろいろあるので、詳しくはイオン株の買い方/イオンの株主優待オーナーズカードの徹底活用法(外部サイト)などを確認してください。